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バイク、それは趣味の乗り物だ。
春は花粉、夏は猛暑、秋は落葉、冬は厳冬にその身を晒され、春夏秋冬年中雨風やその危険性に悩まされる乗り物だ。移動のみで考えれば車体に身体を守られエアコンのある車や、なにも考えずその身を任せられる電車などの方が楽はできるだろう。
しかし、それら全てを覆すほどの魅力がバイクにはある。直にその身を晒しているが故に風や新鮮な空気を感じられ、爽快感などの新鮮な刺激を享受することができるのだ。
そして、そのようなマイナスがあるからこそプラスが輝く趣味の一つに「アウトドア」がある。普段の生活から離れ、自然にその身を放り投げる不自由というを自由を享受することができる趣味だ。
今回は、その「バイク×アウトドア」の自然満喫ツーリングをご紹介しよう。
今回の目次
- ハイキングツーリングの提案
- 大台ヶ原 / 大台ヶ原ドライブウェイ | ハイキングツーリングに適したスポット
- 大台ヶ原駐車場 | バイクを駐車場に停めて、いざハイキングへ
- 日出ヶ岳を登る
- 大台ヶ原山で「KUSHITANIドライフード」を
- 日出ヶ岳展望台からの絶景
- バイク×ハイキングの可能性を求め、大台ヶ原へ
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バイク×アウトドア
ハイキングツーリングの提案

バイクとアウトドアはどちらも屋外で行う趣味性の高いものだ。どちらも自ら不自由を選び、その中で真の自由を手にする。故に親和性が高く、キャンプツーリング、釣りツーリングなど様々な広がりを見せている。その中でも今回ご紹介したいのはバイク×ハイキングの「ハイキングツーリング」だ。
ハイキングとは、自然を楽しむことを主な目的にして歩くことを示す。山や自然を楽しむ絶景ツーリングがバイクの醍醐味のひとつとなる現代、ベストマッチと言える代物だ。
目的地付近の駐車場までバイクで自然の中を走り抜け、そこからは自然をより身近に感じられるハイキングを行う。このような自然を主題としたハイキングツーリングは、日々の喧騒を忘れ心機一転するにも適したツーリングとなることだろう。
ハイキングツーリング「大台ヶ原」
大台ヶ原 / 大台ヶ原ドライブウェイ | ハイキングツーリングに適したスポット
この日、ハイキングツーリングを目的として向かったスポットは「大台ヶ原」だ。
大台ヶ原は、奈良県と三重県の境に位置する標高1,695mの日出ヶ岳を最高峰とした、台地状の山地だ。この山は、その特筆すべき自然から日本百名山、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれており、国際連合教育科学文化機関の生物圏保護区(ユネスコエコパーク)にも登録されている。
その特異な地形から屋久杉に並ぶ日本最多雨地帯とされ、自然が織りなす営みから大蛇嵓の断崖絶壁、大杉谷の雄大な渓谷、トウヒやブナの豊かな原生林など、近畿地方における登山のメッカとも呼ばれている。ハイキングを楽しめる人気スポットなのだ。

ここで注目すべき点は、バイクツーリングとの相性だ。
大台ヶ原は大阪中心街から高速道路を使い2時間強、下道のみで3時間弱で向かうことが可能で、その道すがら大自然を駆ける「大台ヶ原ドライブウェイ」がある。
この大台ヶ原ドライブウェイ、とても走りごたえのあるワインディングロードとなっている。細かなカーブが続き、時折木々の隙間から遠くまで見渡せる大自然のパノラマが覗く、自然を満喫するツーリングに最適な道だ。

道中には砂利ではあるが起伏のある山々が望める展望駐車場もある。アウトドアチェアをバイクに積み、駐車場にバイクを停めてその横で広げた椅子に座りゆったりと過ごすのもいいだろう。一層のこと、コットを広げて昼寝をするのもいいかもしれない。
総じて、正しくハイキングツーリングに適したスポットと言えるだろう。
大台ヶ原駐車場 | バイクを駐車場に停めて、いざハイキングへ
大台ヶ原ドライブウェイを登った先終点地には、「大台ヶ原駐車場」という大型の駐車場がある。大台ヶ原ドライブウェイを住処とするライダーの集いの場ともなっている駐車場だ。この大台ヶ原駐車場は登山口の麓に用意されているため、バイクはここに停めよう。
大台ヶ原にはウラジロモミやブナ群落を主とする事前に申請が必要な「西大台」、トウヒ群落を主とする「東大台」がある。ハイキングツーリングでおすすめするのは、事前申請の必要がなく整備された登山道が続く初心者にもオススメな「東大台コース」だ。
この東大台は初心者にもオススメなコースながら、大台ヶ原最高峰である日出ヶ岳や立ち枯れの木々で有名な正木ヶ原、断崖絶壁の大蛇嵓(だいじゃぐら)など自然の絶景が望めるコースとなっている。
普段ハイキングをしない方も、ツーリングで少し疲労を感じている方でも、存分に楽しめるコースと言えるだろう。
日出ヶ岳を登る

バイクを停めて準備ができたら東大台登山口から入山し、日出ヶ岳へ向かう。
道中、日本最多雨域なこともあり、水が湧いている箇所がいくつかある。とても澄んだ水で眺めているだけで充実出来るのはもちろん、水の流れる音に耳を澄ますことで視覚聴覚両者から大自然を体感できる。また、鳥の囀りなどに耳をすませば、落ち着いた心で自然が織りなすオーケストラを満喫することができるだろう。

そのまま木々をかき分け登山道を進むと、日出ヶ岳の展望台が見える。しかし、日本最多雨地帯は甘くないようだ。
この日は大阪市内では一日中晴れの天気だったのだが、あたり一面は濃霧に飲まれ真っ白となっている。これでは大台ヶ原からのパノラマ展望は望めそうにない。
とはいえ、これも山の楽しみ方の一つである。
霧は幻想的な風景を醸し出し、まるで夢の世界に迷い込んだかのような感覚を味わえる。ただ、道をしっかりと整備された東大台だからこそ歩めるものの、山の視界不良は致命的な遭難にも繋がりかねないので油断は禁物だ。
大台ヶ原山で「KUSHITANIドライフード」を

日出ヶ岳の展望台では視界が濃霧に閉ざされていたため、展望台で霧が落ち着くのを待つ。
そこでこちら、KUSHITANIドライフードの出番だ。

このドライフードは全国のクシタニ カフェで販売しており、手軽に美味しい料理を作ることができるという優れものだ。また規格不良の野菜を活用するなど、昨今のサステイナブルな世の中にも配慮された食べ物となっている。
なによりこちらの「本格スパイスのカレーリゾット(1人用)」は、大阪発「めちゃくちゃ簡単に本格的に作る」をコンセプトに “世界で一番簡単なスパイスキット” を販売している【FATCAMP Kitchen】さんとのコラボ商品となる。コラボという響きだけでも魅力的なものの、大阪を拠点としている身としてとても興味がそそられてしまい、見つけた途端に手に取ってしまった。
⚫︎作り方⚫︎
水(350ml)、具材、米、スパイスをすべて入れ沸騰したらスパイスを良く溶かし、 中火で約15分、お米が柔らかくなったら水気を飛ばして完成。
〜パッケージ裏の説明書き〜
では実際に調理してみよう
実際に用意したもの:KUSHITANIドライフード 本格スパイスのカレーリゾット(1人用)、500mlペットボトル飲料水、使い捨てスプーン、JETBOIL ミニモ、フリント式ライター(予備)
①調理器具を用意して、その中に開封した具材、米、スパイスを入れる。

※乾燥剤も同封されているため混在しないように注意
②水350mlを量り、先ほど用意した具材の中に入れる。

※計量カップを持参しない場合は、先に水量を量り用意しておくと良い
③スプーンで軽く混ぜた後、蓋をして中火で煮込む。

※商品パッケージには15分とあるが、標高が高いため今回は20分煮込んだ
20分後……

蓋を開けてみると、香ばしいスパイスの煽りと水気が飛んでふっくらとしたご飯が顔を見せた。
キャンプ飯のご飯は家で調理するのと異なる環境のため、火の加減や炊き込み時間の判断が難しい。そのため商品パッケージ記載の15分から少し長めの20分間煮込んだが、それが正解だったようでとても綺麗に炊けている。
以前、パッケージ記載の煮込み時間通りにKUSHITANIドライフードの別商品を作った際、ご飯に少々芯が残ってしまったので、多少余裕を持って煮込む方がいいのかもしれない。
食べた感想としては、食欲を誘う香ばしいスパイス、野菜など具沢山な見た目、旨味たっぷりでスプーンが進む味と、三ツ星をあげたくなる大変美味しいものであった。
食べ終わったらウエットティッシュでカップ内の汚れを落とし、ゴミをジップロック内にまとめて撤収だ。ゴミはポイ捨てせず、持ち帰るのがハイキング(山登り)の鉄則である。
日出ヶ岳展望台からの絶景

この日は濃霧で視界不良だったが、KUSHITANIドライフードを作りゆったりと過ごしているうちに霧が晴れ、視界が大きく開けた。
濃霧の幻想的な光景もいいが、遠くの山々まで見渡すことができる展望こそ、この日出ヶ岳本来の絶景だ。遮られることのない景色は数々の山を映し出し、時に富士山すら見にすることができるという。日本最多雨域のため望みは薄いだろうが、その分目にした時の感動は何者にも変え難いだろう。

また後ろを振り向けば、日出ヶ岳へ登る山道と視界の奥先に立ち枯れの「正木ヶ原」が眺められる。白骨林が立ち並ぶその姿は高標高でしか見られない、国内有数の光景だ。
その先まで進むと、切り立った岩場の大絶壁「大蛇嵓」がある。岩場を進めば足がすくむような絶壁先端まで進むことが可能で、正面には激しい起伏の地形と大峰山脈の山々の迫力ある大パノラマが広がっている。
その大絶景は是非とも自身の目で見てほしいので、ここには載せないでおこう。
バイク×ハイキングの可能性を求め、大台ヶ原へ
バイク×アウトドアはよく耳にするが、バイク×ハイキングの「ハイキングツーリング」はありそうで聞かない。
しかし、自然の空気や景色を楽しむ絶景ツーリングが多くのライダーから好まれるこの時代、同様に大自然を謳歌するハイキングは相性ぴったりだ。また、山のある地域はワインディングにも優れバイクの走行面でも楽しめる点も考えると、この上なく相性が良いだろう。
とはいえ口で言うだけなら誰でもできる。そのため、実際に大台ヶ原へハイキングツーリングに向かってみた。

まず感じたのが、大台ヶ原へ向かう道「大台ヶ原ドライブウェイ」の快適さだ。身体を使いバイクを全身で操作していることを感じられるワインディング、それも車通りが少なく爽快な速度で走れる道が楽しくないはずがない。
しっかりと整備された道のため、大自然の中を快適に駆けることができるのだ。とはいえ道中に鹿を発見したので、油断大敵なのは流石大自然といったところだろう。
大台ヶ原に着いてから山道を歩くと、木々のざわめき、川のせせらぎ、鳥のさえずりと大自然をその身に感じられる。人一人二人分しかない薮道はバイクに、通常バイクに乗りながらでは見られない光景だ。道脇に湧く湧水など小さな自然一つ一つをゆっくりと享受できるのも、バイクではできない体験だろう。
また、大台ヶ原は高標高地かつ特異な地形のため独自の自然を育んでおり、独特な景色が広がる。その中でも起伏のある山々を見下ろせる大展望は、一見の価値どころか何度も通いたくなる光景だ。特に大絶壁の「大蛇嵓」からはここでしか見られない大絶景が見られるだろう。
これらを総じて、バイク×ハイキングは相性が良く、大台ヶ原はハイキングツーリングを楽しめるスポットだと言うことが分かった。山の頂上でアウトドアフードを調理するなどプラスアルファなものがあれば、よりハイキングツーリングを楽しむことも叶うだろう。
これを読んだあなたも、ツーリングに「ハイキングツーリング」の選択肢はいかがだろうか。
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