【熊野龍神】おすすめツーリングスポット9選 | 世界遺産と関西一のワインディングルート

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関西のツーリングスポットといえば、何処が思い浮かぶだろうか?

京都周山街道や六甲山など様々なスポットが思い浮かぶだろうが、その中でも欠かせない場所が高野龍神スカイラインだ。

高野龍神スカイラインは奈良県と和歌山県の県境となる山間部に位置しており、ここら一帯は山々が立ち並ぶ高低差の富んだ景色や走りごたえのある国内屈指のツーリングスポットとなっている。

今回はその中でも有名な高野龍神スカイラインと、その道中立ち寄れる付近のオススメスポット7選を紹介する。

【ルート紹介】

  1. JA-SS 五條SS(JAならけん)
  2. Moto DINER
  3. 国道168号
  4. 熊野本宮大社
  5. わたらせ温泉 大露天風呂
  6. 国道311号(熊野街道 中辺路)
  7. 道の駅 龍神
  8. 国道371号(高野龍神スカイライン)
  9. 道の駅 ごまさんスカイタワー

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熊野龍神ツーリングルート「世界遺産と最高のワインディングルート」

まずはバイクにガソリン補給「JA-SS 五條SS(JAならけん)」

■営業時間:7:00〜19:00 ■定休日:– ■駐車場:–

JA-SS 五條SS(JAならけん)は、国道168号沿いにある安価のガソリンスタンドだ。

レギュラーはもちろんハイオクも補給可能で、ガソリンスタンドの少ない紀伊半島山間部に向かう際に重宝する。そのため、熊野龍神ツーリングの備えとして、ここでガソリンを満タンにすることを強くおすすめする。

バイクのランチが済んだら、ライダーのランチを取りにMoto DINERまで国道168号を南下する。

ひとっ走りする前の腹ごしらえ「Moto DINER」


■営業時間:9時00分~16時00分 ■定休日:火曜日、金曜日 ■駐車場:あり(無料)

Moto DINERは、国道168号沿いに建つライダーズカフェ&ダイナーだ。

自家製ホットドッグや食べ応え満載のハンバーグ等、長時間のバイク走行に備えて体力をつけられるメニューが豊富に用意されている。また、スタッフはとっても明るく気さくな方々で、実際にバイクレースなどにも出ており会話が弾む居心地のいい空間となっているライダーズカフェだ。

写真はスパムチーズサンド(上)とロコモコ(下)

そのまま国道168号を南下する。

熊野の川を遡る道「国道168号」


■営業時間:- ■定休日:- ■駐車場:-
国道168号は和歌山県新宮市から大阪府枚方市まで伸びる、総延長 187.9 kmの国道だ。

天ノ川・十津川付近は道幅が狭く湧水が湧き冒険心をくすぐる道となっており、熊野川付近は道幅が広く真っ直ぐな心地よく駆け抜けることができる道となっている。

世界遺産である熊野本宮大社も横切る道となっており、熊野川とその流域も世界遺産に登録されていることから、この道は世界遺産そのものを駆け抜ける道だ。

国道168号をさらに南下し、世界遺産熊野本宮館前にあるバイク用駐車場に停める。

八咫烏起源の世界遺産「熊野本宮大社」


■営業時間:8時00分~17時00分 ■定休日:- ■駐車場:あり(無料)

熊野本宮大社は、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮だ。

詳しい創建年代は不明だが、社伝によると創建時期は紀元前33年頃まで遡るという。また、主祭神は家都御子神(素戔嗚尊)とし、その家都御子神に仕える八咫烏が降り立ったちとして八咫烏信仰の祖となっている。

社内の社は国の重要文化財認定を受けており、社外周辺地域は「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界遺産登録を受けているスポットだ。

バイク用駐車場からすぐのところに、高さ33.9m・横幅42mという日本最大の大鳥居が立っているため、これも併せて観光しよう。

本宮のT字路まで国道168号を進んだら、右折し国道311号へ入る。

源泉かけ流しの大露天風呂「わたらせ温泉 大露天風呂」

■営業時間:6時00分~22時00分(最終受付21時30分) ■定休日:なし ■駐車場:あり(無料)

わたらせ温泉 大露天風呂は、国道311号沿いの湯量豊富なかけ流し天然温泉だ。

無色透明のナトリウム炭酸水素塩泉で様々な効能を備えた源泉垂れ流しの湯に浸かり、その大きな露天風呂から熊野の雄大な景観と自然に浸かることが出来る。

温泉は高温風呂と通常温度風呂に分かれているため好みに合わせて湯を使い分けられること、シャワーがレバー固定式であることもおすすめポイントだ。

国道311号をそのまま進む。

古来からの霊場と参詣道「国道311号(熊野街道 中辺路)」


■営業時間:- ■定休日:- ■駐車場:-

国道311号は三重県尾鷲市から 和歌山県西牟婁郡上富田町まで伸びる、総延長155.6 kmの国道だ。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる熊野古道中辺路に沿って敷かれた道となっていることから、別名「熊野街道中辺路」とも呼ばれている。

この国道は山々に囲まれた高低差の少ない谷沿いの道となっており、山奥のため車通りが少なく緩いカーブが続くことからとても快適に自然を感じながら走ることができる道となっている。わたらせ温泉など道沿いに温泉が偏在するので、そちらに寄るのもいいだろう。

鍛冶屋川口の交差点を右折し、和歌山県道198号から国道425号と龍神方面へ向かう。

清流に恵まれた龍の座す土地「道の駅 龍神」


■営業時間:9時00分~16時00分 ■定休日:水曜日 ■駐車場:あり(無料)

道の駅龍神は、高野龍神スカイライン南側麓に位置する道の駅だ。

入り口には推定樹齢350年以上ツガの巨木が立ち全体的に龍神村地域で産出される木材「龍神材」で建てられているため、落ち着いた雰囲気が漂う道の駅となっている。

店内では木工品や手毬などのお土産などを販売しており、国道ステッカー「国道371号」の販売も行なっている。国道371号は別名「高野龍神スカイライン」と呼ばれており、関西屈指のワインディングスポットの国道ステッカーを購入できる唯一の道の駅である。

建物横には吊り橋がかかっており清らかな大自然を感じながら日高川の上を渡ることができる。秋は紅葉も色づき紅葉狩りもできるため、道の駅 龍神に立ち寄った際は周辺にも立ち寄っていこう。

道の駅龍神を起点に高野龍神スカイラインが始まる。

関西屈指の絶景ワインディングロード「国道371号(高野龍神スカイライン)」


■営業時間:- ■定休日:二輪冬季通行止め ■駐車場:-

高野龍神スカイラインは、国道371号中の和歌山県伊都郡高野町から和歌山県田辺市龍神村まで伸びる延長42.7kmの国道だ。

この道は和歌山県と奈良県の県境の1000メートルm級の尾根に沿って延びる道となっており、観光有料道路を無料化した国道のため高所からの山々を見下ろすことができる景色が優れた道だ。

特筆すべきは、アップダウンとカーブが幾重にも折り重なったワインディングロードだ。南側は道の状態がとてもいいため関西屈指のワインディングロードともなっている。

四季折々の風景が楽しめる名所ともなっており、秋はバイクと紅葉を一緒に撮影するなどこともできるだろう。

高野龍神スカイラインの中間地点にて一休憩入れる。

奈良和歌山を見渡せる大展望「道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」


■営業時間:9時30分~16時00分 ■定休日:12月1日~3月末 ■駐車場:あり(無料)

道の駅 ごまさんスカイタワーは、高野龍神スカイラインの中間点に位置する道の駅だ。

そばには護摩壇山の史実にちなんで護摩木を積み上げた独特な形の塔「ごまさんスカイタワー展望塔」が建ち、その頂上からは東に大台ヶ原山・大峰山をはじめとした山々、西に紀伊水道の島々まで展望することができる。

ここ辺りを境に道路の状況も変化するため、高野龍神スカイライン走行の目印にもなるスポットだ。

山々に囲まれた神聖なる地、熊野龍神

「関西で走りを楽しめる場所は?」と聞かれたら、高野龍神スカイラインが思い浮かばない人はまずいないだろう。排気量問わず走りを楽しめる高野龍神スカイラインは、正しく関西屈指のワインディングロードだ。

この高野龍神スカイラインを走るルートには、「往復ルート」と「ぐるっと周るルート」の大きく2ルートが存在する。「往復ルート」は単純に走りを楽しむことができるがそれ以外の楽しみに乏しいため、私はよく「ぐるっと周るルート」を選んで走っている。それがこのツーリングルート「世界遺産と最高のワインディングルート」だ。

このルートを走る際、まず最初のスポットとしてMoto DINERは欠かせない。実家のように居心地のいいライダーズカフェでオーナーも気さくな方のため、一走り前にここで精力をつけるのが一つのルーティンである。

お腹を満腹にしてからの道は、世界遺産そのものを駆け抜ける道だ。このルートを走る際は走りを楽しみたい時のため食後ひたすら走り続けてしまうこともあるが、かの熊野本宮大社を素通りしてしまうのは惜しいため、ツーリングの安全祈願をして龍神へ挑戦するのもいいだろう。

こうして最後に向かう龍神はツーリングという物語の最後に相応しい顔で出迎えてくれる。たくさんのカーブと絶景がバイクという乗り物の魅力を引き出し、澱んだ心身を吹き飛ばして晴れやかな気持ちにしてくれるのだ。

関西住まいの方もそうでない方も、関西でツーリングをするのであれば、是非ともこの「世界遺産と最高のワインディングルート」を走って欲しい。改めてバイクという乗りものの楽しさを実感できるツーリングを楽しめるだろう。

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もみじくれぱす

毎日バイクに乗り、休みの日は日帰り300km程度の走行をするツーリングライダーです。愛車歴はYAMAHA YZF-R3(旧)、SUZUKI GSX-S1000GT(現在)。おすすめのスポット・ルートなど、ツーリングに役立つ情報をご紹介いたします。

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