Contents
夏を快適に走るコツのひとつが「標高の高い所に行く」ことだが、時間を選べばそんなに遠くに行かなくても気持ちのいいバイク旅が楽しめる。猛暑の夏はちょっと早起きして、すがすがしいショートトリップへ。
今回のツーリングスポットはこちら
- アネスト岩田ターンパイク箱根
- 大観山
- 杓子峠
- 平和の鳥居
- 箱根神社
- 芦ノ湖スカイライン&箱根スカイライン
- 漁港の駅TOTOCO小田原
レポーター●太田力也 写真●岡 拓
※当記事はモーターサイクリスト2024年9月号の記事を再構成したものです。施設営業時間、商品の価格、通行料金などは取材当時の情報です。
ツーリングを記録するならRISERアプリ
RISERアプリをダウンロード「App Store」「Google Play」
夏のバイクは「朝活」で
土曜日の午前4時半。夏のこの時間はもうすでにだいぶ明るい。走りだすとメッシュジャケットを抜けていく風が心地いい。早起きは三文の徳とはよく言ったもので、真夏のライダーにとって「早朝」の恩恵は大きい。まず涼しい。日中は35℃に迫ろうかという東京でも朝方はまだ25℃くらいの日も多い。そして道がすいている。都市部やそこに流入する幹線道路も6時前ならまだガラガラだ。また、夏は明るくなるのが早い。4時くらいから空は白みはじめる。夜走りも好きなのだが、年をとると夜目が効かなくなる。暗い中を走るのは少し怖いのだ。
早朝の気持ちのいい時間帯に近所を少しだけバイクで走り回るのもいいが、せっかくなら小一時間ほど遠出して、朝活ツーリングと洒落込む。今回の目的地は東京から100kmほどの距離にある箱根。4時半に東京を出て、ターンパイクの小田原料金所に6時前に到着。この間、渋滞はゼロ。最高だ。
ターンパイクでは、同じく朝駆けの同好の士の姿が数台見受けられた程度。少し時間がたつと、オーナーズミーティングだろうか、四輪が集まりだした。
ターンパイクは海っぺりの小田原から大観山まで標高1000mを一気に駆け上る。途中、雲だろうか、モヤの中を抜けるときは肌寒いほど。緑のトンネルも涼しげだ。のんびりバイクと対話しながら走りを楽しむ。一般的に標高が100m上がると0.6℃下がると言われる。朝6時半の大観山、外気温計で25℃。とても過ごしやすい。
そのまま芦ノ湖〜箱根スカイラインという尾根伝いの快走路へ。街では渋滞、信号、一時停止とストレスばかりだが、このような気持ちのいいワインディングを走ると、バイクの本来の魅力みたいなものに改めて気づかされる。途中に見える富士山も朝日に照らされていつもより機嫌がいいようだ。
早朝の箱根に来たのは、何もワインディングを走るためだけではない。いつも混雑しているスポットも、早朝ならすいているはずともくろんだわけ。そのひとつが箱根神社。昼間は国内外からの参拝客でごった返している人気の神社も、早朝は比較的すいている。静謐な空気が体感温度を下げてくれる。少しゆっくりと参拝し、すがすがしいひと時をすごした。
そして週末の短い旅を締めくくるのは、贅沢な朝メシだ。箱根から一気に小田原の漁港に下り、早朝から開いているごはん屋さんを探す……が、インターネットの情報では開店しているはずのお店が「準備中」。売り切れてしまったのだろうか。まぁこんなこともあるさ。そこで第二候補の「漁港の駅TOTOCO小田原」の物産売り場で涼みながら時間調整。食堂が10時に開くのを待つ。名物のなめろう頂上丼は味もボリュームもコスパも大満足。1日30食限定だから、朝イチで並ぶのが確実だ。
朝メシをかっこんだら、さっさと退散。予想より時間が遅くなってしまい、もう10時半。バイクの外気温計は早くも40℃を超えている(実際にはもう少し低いはず)。このペースなら昼前には家に着けるから、さっとシャワーを浴びてエアコンの効いた部屋でお昼寝だ。おっと、家族へのお土産も忘れちゃいけない。8月だけでなく9月もまだまだ酷暑残暑が続きそう。早起きショートツーリングで、ストレスフリーにバイクを楽しんでしまおう!
今回の相棒

今回の相棒はヤマハMT-07。癖のないスムーズなエンジンとコンパクトな車体で、市街地からワインディングまで自在な走りが可能。
アネスト岩田ターンパイク箱根

小田原〜大観山の箱根小田原本線(二輪650円)と、箱根伊豆連絡線(二輪170円)の2本で構成される山岳ルート。有料のためか交通量が少なく走りやすい。

出発は朝の4時半過ぎ。外はだいぶ明るい。
家族を起こさないにように静かに出発。近所に迷惑をかけないよう、暖機もせずにさっさと走り出す。気温はメーターの温度計で27℃だった。
大観山

これくらいが心地いい気温です。
実際に大観山にて、バイクの車載外気温計は25℃。速乾インナーにメッシュジャケットで走るとちょっと寒いくらいに感じた。
杓子峠

同じ富士山でもこちらは芦ノ湖スカイラインの杓子峠から。
眼下に裾野市や沼津市も見える。
平和の鳥居

箱根神社から芦ノ湖に続く道を下りてくると、この湖に立つ鳥居が現れる。
ここはいわゆる「映えスポット」兼「パワースポット」になっていて、土日には大行列! 行くなら早朝がオススメだ。
箱根神社


箱根神社は箱根エリアの中でも特に観光客が集まる人気の神社。
奈良時代からの由緒があり、関東総鎮守として厚く信仰されてきた歴史ある神社だ。

駐車場、駐輪場も完備されているが、土日は混雑するので注意。早朝なら比較的すいている。
森と湖に囲まれているため、涼しげな空気が流れていた。

芦ノ湖スカイライン&箱根スカイライン

山の稜線を走る芦ノ湖スカイライン(二輪車300円)&箱根スカイライン(二輪車260円)。標高は900mから1000mほど。
アップダウンやコーナーはバラエティ豊かでコーナーを抜けると富士山が突然現れることもあり、走っていて飽きない快走路だ。
旅の締めくくりはぜいたくな朝メシで
漁港の駅TOTOCO小田原
神奈川県小田原市早川1番地の28 TEL:0465-20-6336 営業時間 1階 9:00~17:00 2階 10:00~17:00(ラストオーダー16:00) 3階 10:59~17:00(ラストオーダー16:00)

コスパ高すぎのなめろう頂上丼!
2階の「小田原漁港とと丸食堂」の名物は、小田原漁港で水揚げされた未利用魚を活用した「なめろう頂上丼」。なんとこのボリュームで1000円!コクのある味噌味とまったりとした食感が美味!

カメラマンが注文した「とと丸食堂定食」。
厚切りの刺身とサックリとしたアジフライが付いてきて2780円。

魚好きにはたまらない施設だ。

朝ごはんを食べた後、バイクの撮影をしていたら、外気温計は43℃に! もちろんリアルな気温ではないが、さっさと家に帰ります

ツーリングを記録するならRISERアプリ
RISERアプリをダウンロード「App Store」「Google Play」

















この記事へのコメントはありません。